島根県職員現場研修(前編)
2018.12.07
今年度の新たな取り組みとして、島根県と協定書を交わして県職員の林業現場派遣研修の受け入れを始めました。その第1号となられた県職員さんは西部農林振興センター勤務のO主任林業普及員さんです。4日間の様子を2回に分けて紹介します。
初日は約1時間の概要説明の後、本社工場で、チッパーやチェンソーの刃の研ぎ場と製紙用チップの製造工程を見学しました。
次にファクトリー工場に移動して木質バイオマス発電所に納めている燃料用チップの製造工程を見学。
続いては県森林組合連合会益田事業所の木材市場を見学。出材量の7割強がスギとなっています。
次は匹見町道川にある社有林の伐採現場です。初めて見る大規模な伐採事業地に少し驚きの様子。
帰社の途中に匹見上公民館に立ち寄り、索道の模型や林業で栄えた歴史の資料、101種類の森の器などを見て広葉樹文化の香る匹見町の林業について学びました。
2日目は篠原専務と購入予定山林の調査です。森林計画図ではなく公図を見ながら現地の状況を見ながら所有者堺を確認していきます。事業地確保の困難性について、現場の実態を体感してもらえたのではないかと思います。
午後からは水津総務部長の指導の下、法務局に行って公図を入手し、登記簿を閲覧しながら所有者名を公図に書き込んでいくという大変地味で根気のいる作業を体験してもらいました。
こうして前半の2日間が終了。Oさんはとても熱心に取り組んでくれて、受け入れる側としてもしっかりと対応していきたいと思います。車中でも島根県林業の在り方等について意見交換もできて楽しかったです。(私もかつては林業指導普及員)by青ちゃん