建築用材強度の歴史
2023.08.07
建築用材になる木はどんな気がいいですか?
おしゃれな木目?
色?
形?
いろんな意見があるかとは思いますが、
強度
が強い木を建築用材にしたいユーザーは多くいるかと思います。
今回は1990年代から動き始めた建築用材の耐震性強度の歴史をご紹介いたします。
まず、最も耐震性を叫ばれるようになった大きな事件は、
1995年1月17日に起こった阪神淡路大震災です。
この震災で、住宅の被害が相次いで報道されるようになり、
一気に耐震性を中心に住宅性能に対する関心が高まりました。
さらに、2005年11月に構造計算書偽装事件が発覚。
2007年には偽装事件を受けて建築基準法で、
確認申請の厳格化による使用材料の一覧表が必須となり、
構造計算に対応できる部材の必要性が高まりました。
また、2009年には住宅瑕疵担保履行方が施工され、
住宅の長寿命化や長期保証ができる部材の活用に注目が集まりました。
記憶に新しい、2011年の東日本大震災では強度の強い外材、
カナダ産木材が注目され、多く輸入されるようになったのです。
外材が利用されることに対しては賛否があったようですが、
カナダ産の針葉樹は通常の木の二倍の強度を誇るとかで、
いろんな建物に利用されたようです。
皮肉なことに、木材が注目されるきっかけにはマイナスな要因が多く起因することが多いです。
木材は常に
「縁の下の力持ち」。
林業はそのマイナス要因をプラスにするために日々汗をかくのです。
夏真っ盛り、暑い日が続きますが、
我々はこの国の林業を盛り上げるため一生懸命に働き、
伐採された木材が安全な建物に変化していくことに喜びを感じております。
林業はとてもやりがいのある仕事だとも言えますね。
そんな仕事に興味がある人はぜひ当社に問い合わせてみてください。
一緒に働きましょうwww
byまっつん